目のしくみ 視力の低下はなぜ起こる?
視力の低下の原因についてはおもに「遺伝説」、「環境説」、「眼軸説」の3つが現在いわれているようです。
以下にそれぞれの原因について説明します。
●遺伝によるもの
「目が悪いのは親の遺伝だから〜」というのはよく耳にする話ですね。
実際、両親のどちらかが近視の場合、80%以上の確率で子供も近視であるというデータがありますし、かれこれ100年近く前から提唱されている説のようです。
近視は何歳ころ発症し、どのくらいまで視力が低下するのか、遺伝子レベルですでに決まっているともいわれています。
ただ、「乱視」や「遠視」の場合は環境では説明のつかない部分もあるとはいえ、「近視」の場合は生活環境も大きく影響していることは否めないと思います。
●環境によるもの
現代はパソコンやテレビゲームの普及により、子供の頃から近くを見続ける、という習慣がついてしまっています。
逆に遠くの景色を見たり、緑を楽しんだりすることが少なくなってきています。
この環境の変化により、一種の退化現象として水晶体による目の屈折調整力が低下し視力の低下を引き起こしているのだという説です。
●眼軸によるもの
眼軸とは、角膜から像を結ぶ網膜までの距離をさします。水晶体の屈折率は同じでも、この眼軸が成長の過程で通常より長かったり短かったりすると、視力の低下を招いてしまうという説です。